
あのジブリ少女が読んでた本を
今更読みたくなって、文庫版で買ってみた。
これは…わかるようなわからんような話
でもうつくしいことに変わりはない
死がプレゼントだなんて…それだけは納得できないけど
どうにかハッピーエンドになってるから…いいや
終わりよければすべてよしと言わざるを得ない
流されてる感アリアリだけど。
萩尾望都先生の作品は初めて読んでみたけど
竹宮恵子先生の「風と木の詩」とよく似てるなあ…と、最初は思った。
しかし、単品で見ると区別がつかないけども、比較すると案外その違いが明確であるということがわかる。
ざっとだが、見た感じでは、「風と木の詩」は直接的な性的描写のシーンがやたら多い。ヒロイン?のジルベールとその父親オーギュストの関係もかなり歪んでいて、不健康でエロチック。悪魔的ともとれる。
ジルベールが魔性の天使なんでしょうね。堕落してはいない
でも彼に関わる人は大抵、その魅力に自ら堕ちてしまう。
少年愛の傾向が強いのかもしれない。
でも、「トーマの心臓」は肉体的な愛が全く描かれていない。
挨拶または親愛を示すキスはよくするみたいだが
それだって小鳥が啄む程度のもので、淫らな印象は受けない。
この作品が掲げる愛には肉体的欲求が含まれていないのか、有るが描かれていないのかはわからないが。
理性的で、読み手も落ち着いて読み進められるのではないかと私は思う(笑)
主人公のユーリは、善と悪の意識に苦悩していた。
人を愛することの素晴らしさを伝えるために、トーマは…?
好みの問題だから、どちらが優れているとは言えない。
刺激的な少年愛が読みたい人なら、前者でなければ物足りないだろうし
プラトニックな恋愛を好む人なら、後者を絶賛するだろうし。
どちらも噂通りの名作だと思う。
ただ、「風と木の詩」は読了した訳ではなくて
最終的にどんな結末を迎えたか知らないので、まだ言い切れない感じはあるのですが。
本当に今更ながら読みたくなってきましたよ。
あの時、素直に借りて読んでおけばよかったなあ…
幾つになっても天邪鬼な自分がいい加減腹立たしいや!